ニコン・セル・イノベーションが米国RoosterBio, Inc.と戦略的ライセンス契約を締結

ヒト間葉系幹細胞および細胞外小胞について、プロセス開発からGCTP/GMP製造までをトータルソリューションとして日本で提供

2025年4月15日PRESS RELEASE/報道資料

株式会社ニコンの子会社、株式会社ニコン・セル・イノベーション（NCLi）は、幹細胞に関する高度な技術を持つ米国のRoosterBio, Inc.（RoosterBio）と、戦略的ライセンス契約を締結しました。

本契約により、NCLiはRoosterBioのヒト間葉系幹細胞（MSC）および細胞外小胞（EV）製造の最先端プラットフォームを用いて、プロセス開発からGCTP^※1およびGMP^※2製造までをトータルソリューションとして日本のお客様に提供することが可能となりました。これまで以上に、新薬創出を行うお客様のプロジェクト開発スピードの加速、安定化に寄与します。

現在、NCLiは、治験から商用を対象としたMSCの2D容器および3Dバイオリアクター^※3での拡大培養・回収・凍結工程、また、MSC由来EVの製造・回収・精製工程について、RoosterBioからの技術移管を進めており、既に治験製造スケールの技術移管が完了しました。

※1GCTP：Good Gene, Cellular, and Tissue-based Products Manufacturing Practiceの略。再生医療等製品の製造管理および品質管理の基準に関する省令に基づく適合基準。
※2GMP：Good Manufacturing Practiceの略。医薬品および医薬部外品の製造管理および品質管理の基準に関する省令に基づく適合基準。
※3バイオリアクター：微生物や酵素などを用いて、物質の合成や分解などを行う装置。

RoosterBioについて

RoosterBioは、ヒト間葉系幹細胞（MSC）および細胞外小胞（EV）製品プロセス開発を提供することにより、お客様の先端治療薬の実装化を加速します。RoosterBioは、顧客の成功を原動力に、安全かつ効果的な再生治療薬が迅速に開発され、世界的規模で利用できる世界の創出に貢献します。

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